この場所をつくるうえで、
いちばん最初に考えたのが
「ラナイ」でした。
屋根のある屋外空間。
外でもなく、内でもない、
その中間のような場所。
室内を広くすることもできますが、
あえてそうはせず、
ラナイに時間が流れるような
構成にしています。
朝は
コーヒーを飲みながらぼんやりと過ごし、
昼は
風を感じながら何もせずに過ごす。
夜は
照明を落とし、静かな時間の中でくつろぐ。
特別なことをするための場所ではなく、
“何もしない時間”を過ごすための場所。
それが、ここでのラナイの役割です。
今回つくる新しい空間でも、
この考え方は変わりません。
建物の大きさや形が違っても、
過ごし方の中心にはラナイがあります。
室内と屋外を分けるのではなく、
そのあいだにある時間を大切にすること。
それが、この場所全体のつくり方に
つながっています。

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