この場所では、
壁や床、天井に杉の無垢材を使っています。
新しい空間でも、
同じように杉を使う予定です。
理由は、きれいだからだけではありません。
杉には、
時間と一緒に変化していく良さがあります。
日差しや空気、過ごし方によって
少しずつ表情が変わり、
新品の状態よりも、
時間が経ったあとに
空間に馴染んでいきます。
傷や色の変化も、
この場所で過ごした時間の一部として
残っていく。
そんな素材だと思っています。
できるだけ完成された空間を
つくるというより、
過ごすことで
少しずつ完成していく場所にしたい。
だから、無垢材を選んでいます。
室内に入った瞬間の木の香りや、
裸足で歩いたときの感触。
そういう小さな感覚も含めて、
この場所の時間になっていけばいいなと
思っています。
古いサーフボードや小物を置いているのも、
新品の綺麗さだけではなく、
時間が積み重なった空気を
大切にしたいからです。
30年前、
サーフィンをするために
九十九里へ移住してきました。
その前には、
1年半ほど海外を旅しながら
波を追いかけていました。
この場所には、
そういう時間の感覚や空気感が
自然と混ざっている気がします。
新しい空間でも、
少しずつ
時間が積み重なっていくような場所を
つくっていきたいと思っています。





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