内と外あいだが、少しずつ見えてきました。

内と外のあいだが、少しずつ見えてきました。

Hiloの工事が進み、
外壁だけでなく、

室内の壁も少しずつ形になってきました。

 

まだ天井は下地が見え、
足場や資材も残っています。

 

それでも、

室内からラナイへ視線が抜けるようになり、
この家で過ごす一日の輪郭が、

少しずつ想像できるようになってきました。

Hiloで大切にしたかったのは、
室内と屋外を

はっきり分けすぎないことでした。

 

部屋の中だけで一日を過ごすのではなく、
朝はラナイへ出てコーヒーを飲み、
夕方は川の気配を感じながら食事をつくる。

 

雨が降れば、屋根の下から室内へ戻り、
夜は映画を観ながらゆっくり過ごす。

 

外にいる時間と、内に戻る時間。

その二つを、

無理なく行き来できる家にしたいと

思っています。

室内の正面には、

ラナイへ続く大きな開口があります。

その先には川と葦原があり、
季節や潮の満ち引きによって

景色が少しずつ変わります。

 

窓は景色を飾るためのものではなく、
外の時間を室内まで連れてくるためのもの。

 

ラナイもまた、

BBQをするためだけの設備ではなく、
室内の続きとして暮らす場所です。

外側では、

白い外壁とグリーンの屋根が少しずつ揃い、
Hiloらしい表情が見えてきました。

 

内側では、壁の下地が入り、
これから照明や仕上げによって

空気が整っていきます。

 

完成後には見えなくなる柱や梁、
壁の内側の断熱材、
職人さんたちの手仕事。

 

きれいに仕上がった姿だけでなく、
こうしてつくられていく途中も、

Loaの大切な記録です。

建物を設計したというより、
この場所で流れる時間を設計したかった。

 

室内とラナイ。

一緒に過ごす時間と、

静かに過ごす時間。

外の気配を感じる時間と、

部屋へ戻って休む時間。

 

その境目が、少しずつ形になってきました。

 

Hiloの完成まで、もう少し。

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